福祉・介護事業所でサービス管理責任者(サビ管)を採用する方法とは?
- 採用支援
目次
サビ管とは?求められる役割と重要性
サビ管の役割とは? — 事業所運営の要となる存在
そもそもサビ管(サービス管理責任者)は、グループホームや就労支援、生活介護など福祉・介護事業所において利用者の個別支援計画の策定やサービス提供の管理を担う重要なポジションです。
具体的には、サービス提供の質を維持・向上させるために、利用者との面談や支援計画の作成、他職員への指導や評価、業務調整などを行います。サビ管が適切に配置されている事業所では、サービスの質が向上し、クレームやトラブルの減少にもつながります。
サビ管の資格要件と必要なスキルセット
サビ管になるためには、一定の実務経験や資格が必要です。具体的な要件は以下の通りです。
- 介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士などの資格保持者
- 福祉・介護分野での実務経験(3年以上が目安)
- サービス管理責任者研修の受講
これらの資格要件を満たしていても、サビ管として活躍するためには「コミュニケーション能力」「調整力」「管理能力」が求められます。特に、利用者やその家族とのやり取りも多いため、対応力や問題処理能力も欠かせません。
サビ管不足が事業所運営に与える影響
サビ管が不足している事業所では、サービス提供体制が不安定になるリスクがあります。例えば:
・利用者の支援計画が未策定・未更新の状態が続く
・職員の指導が不十分となり、離職率が上昇
・監査で指摘を受け減算対象となる可能性が高まる
実際、2023年の調査によると、サビ管が不足している事業所の約30%が「計画策定が遅延している」と回答しており、サービスの質低下が深刻化しています。
サビ管の不足は、減算や倒産リスクと繋がる介護福祉事業所にとっても深刻な問題と言えます。
サビ管採用の現状と課題 — なぜ採用が難しいのか?
サビ管の有資格者数の推移と需給ギャップ
福祉・介護業界では、サビ管の需要が年々増加している一方で、有資格者の確保が追いついていない現状があります。近年のデータでは、サビ管の有資格者数は増加しているものの、実際に現場で働くサビ管の数は横ばいもしくは減少傾向にあります。
その背景には、「業務負担の大きさ」や「給与水準の低さ」があります。多くのサビ管が離職を選択する理由として挙げられるのが、膨大な書類作成業務や、現場と管理業務の両立の難しさです。さらに、管理職にも関わらず給与が現場職員と大差ない場合も多く、これが人材流出の一因となっています。
サビ管採用の競争が激化している理由とは?
サビ管採用の競争が激化している背景には、以下のような要因があります:
他業界との給与格差
福祉業界においては高水準ではあるものの、他業界と比較すると、福祉業界の給与水準は低めです。特にIT業界や医療業界と比較すると、その差は月収で数万円以上となることも珍しくありません。この格差がサビ管候補者の転職を後押ししてしまっています。
現場の負担増加
利用者数の増加やサービス内容の見直しが行われたことで、現場職員の負担が増大。サビ管もその影響を大きく受けており、「管理職」という立場にありながら、現場業務も兼務せざるを得ないケースが多く見られます。
コロナ禍以降の転職意欲の低下
コロナ禍で職を失ったり、転職市場が一時的に停滞したことにより、福祉業界への転職を希望する人材自体が減少。特にサビ管のような専門職の場合、即戦力となる人材の獲得がますます困難になっています。
応募者が集まらない原因と改善策
「応募が集まらない」という課題を抱える事業所の多くが、求人票の内容が不十分であることに気づいていません。
例えば、「給与:経験に応じて決定」といった曖昧な表現は求職者にとって魅力が伝わりにくい要因です。具体的な金額提示や、資格手当、昇給制度などをしっかりと明記することで、応募者の関心を引きやすくなります。
また、応募者の不安を解消する情報も重要です。
・職場環境の透明化: 勤務シフトの例や残業時間の平均を具体的に提示し、働きやすさを強調する。
・キャリアパスの明示: 「サビ管としてのキャリア形成ができる職場です」といった一文を追加するだけでも、求職者の応募意欲を高められます。
サビ管を効果的に採用するためのポイント
求人票の見直し — 応募者が響く魅力的な内容とは?
求人票で意識したいポイントは以下の3点です:
・「待遇・福利厚生」の具体例を盛り込む
・「働く魅力」をストーリー形式で伝える
・「求職者の不安を解消する情報」を盛り込む
例えば、「月給30万円+資格手当OO円」「週1日のリモート業務可」など、具体的な数字を入れることで求職者の目に留まりやすくなります。
採用チャネルの活用 — 無料媒体・有料広告の使い分け
無料媒体(ハローワーク、Indeedなど)を活用し採用コストを抑えることは大切ですが、専門職採用の難易度は高いのが事実です。そこで無料媒体と並行して、 有料広告(web求人媒体やリスティング広告)でターゲット層に絞った広告出稿をすることで、採用角度は高まります。
「サビ管経験者募集」など、具体的なキーワードを用いた広告出稿が効果的です。
サビ管採用のポイントを押さえて事業所運営を安定化させよう
サビ管の採用は、事業所運営の安定化において重要な課題です。特に、
・応募者が集まらない場合は求人票の見直しを
・採用面接での見極めを強化する
・採用後のフォローアップ体制を整備する
これらはあくまでも全体の一例に過ぎませんが、現状の採用活動を見直し、サビ管の魅力を伝える求人票作成や、採用チャネルの選定など、まずはできることから徹底して行いましょう。
コプラットでは、福祉経営者様に向けて採用課題に関する無料個別相談会を実施しております。
何かヒントを得たい!今のやり方で合っているのか知りたい!などあれば、ぜひ無料相談にお申し込みください。
<参考>厚生労働省 介護分野における人手不足の状況と取組の効果
COPLATでは、運営支援やホームページ制作に関するご相談、ご依頼を承っております。まずはお気軽にご連絡ください。
