グループホーム開業に向いている人、向かない人
- GH開業/運営
目次
障がい者グループホームの開業は、障がいを持つ支援が必要な人々にとってサービスを提供する、責任が伴うものです。それがゆえに、グループホームを開業し、継続していくには、特定の特性や資質が必要であると思います。実際に、何人もの経営者にお会いし、正直「この人グループホームに向いてないな」と思ったこともあります。
以下では、障がい者グループホームの開業に向いている人と向かない人を検討していきます。
グループホーム開業に向いている人
1.忍耐強い
まず、開業に向いている人の特性として挙げられるのが、忍耐強さです。
障がい者グループホームの運営には、予測不能な問題が必ず生じます。
それは、入居者のトラブルであったり、職員の急な離職など様々挙げられます。
時には、理不尽な場面に遭遇することもあるでしょう。
そういった時に、忍耐強さを兼ね備えた人は、ストレスを軽減できたり、冷静に状況を判断し対応していけることでしょう。
2. 柔軟性がある
続いて大切な資質が、柔軟性です。先ほども述べたように、障がい者グループホームを運営していくと、大小あれど日々何かしらの問題が生じます。そうした時に柔軟に対応していく力が必要になってきます。
また、経営者自身が固定的な考えを排除し、柔軟な考えを持つことで、入居者に対するより良い支援につながったり、職員との良好な関係を築けていけます。
3. 共感力を持っている
グループホームを運営していくうえで、入居者や支援員の立場や感情を考えて接し、物事を判断していくことは必要不可欠です。
共感力を持つことで、入居者一人ひとりの個別ニーズや要望を尊重し、それに合わせた支援を提供することができますし、職員が長く働いてくれる要因にもなります。
4. コミュニケーション能力
障がい者グループホームでは、利用者とのコミュニケーションはもちろんのこと、利用者ご家族や作業所、相談支援員、行政といった関係者との電話や訪問、会議等が多々あります。
人と話す機会に億劫にならずに、日頃から関係者と上手にコミュニケーションをとれる人は、協力関係・信頼関係が築かれ、支援や運営のしやすさも格段に上がるでしょう。
5. 経営的な視点と倫理観がある
グループホームの運営には、支援と経営のバランスを考え、両立を図ることが重要です。
支援に思いや力を入れすぎると経営が安定しなくなる可能もありますし、逆に利益を追求しすぎることは、利用者のデメリットにつながり、非常に危険な行為です。
ビジネス的な視点を持ち、業務の効率化や経営の安定を図る能力が非常に重要であると同時に、行政の法的規制を遵守する意欲をしっかりと持ち、入居者や職員のプライバシーと尊厳を尊重し、倫理的な判断を下せるような倫理観が求められます。
グループホーム開業に向かない人
1.困難に対処する覚悟がない
グループホームの運営において、入居者の健康状態の急変や予期せぬ問題に対処する覚悟がない人は、業務のストレスに耐えられないかもしれません。
とあるグループホームの経営者は、自身で問題を対応できずに、現場の職員や関係者に投げ、責務を放棄してしまうという事態も実際にありました。そうならないためにも、あらかじめ覚悟を持って開業に臨みましょう。
2. 感情のコントロールが苦手
グループホームの運営においては、利用者や関係者との関わりの中で、ストレスになることも多々ありますが、常に冷静な対応が求められます。自身で感情のコントロールをできないと、職員や関係者との関係悪化につながりますし、最悪の場合は利用者に対する虐待等にもつながる場合があります。
3. 福祉に対して無関心
障がい福祉の分野では、支援に対する知識はもちろんのこと、法律や規定などに関する知識が求められます。また、それらは常に変化していくものなので、自らが学び、積極的に情報を取得していく姿勢がないと、減算など経営にとって大打撃となる場合もあります。経営のみならず、入居者の安全にも関わってくるので、福祉に関して関心を持って開業に臨みましょう。
4. コミュニケーションが不得意
グループホームの運営をしていく上で、利用者のみならず、ご家族や行政、関係機関等、コミュニケーションを取らなければいけない場面は多々あります。もし、人と話すことにストレスを感じてしまう人やコミュニケーションに苦手意識を持っている人は、その資質を高めていく必要があります。
5. 利益のみを追求したい
最後に大事なことですが、障がい者グループホームで利益を追求することが唯一の目的である人は、開業に向いていないです。
障がい者グループホームの大前提は、利用者の生活や自立支援にあります。
そのため、利用者一人ひとりに対する支援の意思がない人がグループホームを始めることは、利用者そして社会にとっても不利益が生じてしまうため、開業を考え直してください。
障がい者グループホームの開業は、社会に貢献し、入居者の生活を向上させる非常に充実感のあるものです。しかし、軽率に進むべきではない重要な決断だと思うので、自身の特性や準備度、使命感を十分に考慮することが大切です。また、必要な資質や知識を身につける努力を惜しまないことがグループホーム成功の第一歩となります。
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